Results tagged “Project Management” from Faraway dream

Winnie-the-Pooh on Management: In which a Very Important Bear and his friends are introduced to a Very Important SubjectWinnie-the-Pooh on Management: In which a Very Important Bear and his friends are introduced to a Very Important Subject
Roger E. Allen

Penguin Books 2011-05-31
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プーさんが、Managerのイロハ、即ち”目標”、”組織”、"動機付け”、”人材開発”、”コミュニケーション”、”評価・分析”について、"The Stranger"の指導やクリストファー・ロビン、ティガー、ピグレットといったお馴染みの仲間達とのやりとりを通じて学んでいく。すっとぼけたプーさんなど、その世界観は壊さず再現されており、プーさんの読み物としても楽しめる。
一体全体、どんな読者をターゲットにしているのかと疑問を持ちながら、初戦は入門書と読んでみれば、XY理論の説明やらピーター・ドラッカーの書の紹介やら、節々の解説やら、学ぶことが多かった。

以下、備忘録。
"It is very, very difficult to change someone, (略)  You see, the manager really can't develop people. It just can't be done. All she can do is to provide an environment that encourages them to develop themselves."(P.129)
システム統合の「正攻法」 世界最大6000人プロジェクト、三菱東京UFJ銀行「Day2」に学ぶ
システム統合の「正攻法」 世界最大6000人プロジェクト、三菱東京UFJ銀行「Day2」に学ぶ大和田 尚孝

日経BP社 2009-11-19
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マンモスプロジェクト、三菱東京・UFJ銀行の統合に関する記録。計画からリスク、実行と如何にこの巨大なプロジェクトが運営されたか、実際に発生した問題や裏事情まで記載された非常に貴重な1冊。しかし、本の厚さ・価格からすると、少し物足りない。はちまきやProjectグッズ配りなど(ここがそうだったとは言わないが、一般的に)アクションの効果が自己満足になりがちで効果が見えないもの、弁当の改善やトイレ増設など労働者から見ると当り前でプロジェクト管理としては末梢であることなど、内容が表面的な部分が多く感じられる。本書を読み物ととらえるか、教科書として読むかの違いかもしれないが。
問題プロジェクトの火消し術―究極のプロジェクト・コントロール
問題プロジェクトの火消し術―究極のプロジェクト・コントロール長尾 清一

日経BP社 2007-07
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計画やコントロールといったPreventive(予防的)な解説本は山ほどあるが、実際にはかなりの確立で遭遇する、問題となった後の対処について記載された書籍は少ない。本書はまさにそんなテーマを真っ正面から取り扱っており、内容は具体的に論理だった”火消し”の手順が説明されている。その際に使用するワークシートのサンプルなど、これだけでも参考になる。単元毎には、そこらにありそうな問題プロジェクトの挿話が読み物としての魅力も高めている。
プロジェクトマネジメント・プロフェッショナル―論理と知覚を磨く5つの極意
プロジェクトマネジメント・プロフェッショナル―論理と知覚を磨く5つの極意峯本 展夫

生産性出版 2007-03-20
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本書は、以下の3部構成となっている。

第1部 プロジェクトマネジメント・プロフェッショナル---役割と責任
第2部 プロジェクトマネジメント・プロフェッショナルの理論と知覚---「近くのものを遠くから見る」5つの極意
第3部 プロジェクトマネジメント・プロフェッショナルのためのPMBOK超解説

第1部では、プロフェッショナルの責任からはいる。では責任とは何か、その解の1つとして、本書ではIntegrityをあげている。
 「その場にいない人に対して忠実になること」(P.38)
言行一致といった、プロ云々の前に人としての高貴な人格を問う。
第2部では「型は美、技は心」という武道の教えを例に示す。全体や変化のとらえ方、「待つ」重要性、見えないもの・前提へのアプローチなど感覚的でなかなか意識しないと訓練できない部分について著者の経験に基づきフレームワークや日常の訓練方法などを紹介。
第3部でPMBOKの解説に入るが、そこも単なる試験対策本ではない。例えばリスクの箇所で、
「昨日の問題は、今日のリスクである。」"Yesterday's problem is todays's risk." (P.191)
など、思考の着眼点を考えさせられる(上記の解説は、本書で確認されているので割愛)。
 著者も、本書が完璧ではなくあくまでも参考となる1冊と記載しているとおり数多あるPM本の1冊だが、気付きや拠り所として、手元に置いて何度も読み返したい。