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Apple Debut. Mac book air

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20年程度のPC利用で、ずっと手を出していなかったMac。
今回、とあるイベントを転機にノートPCの購入を検討、MacBook Air 13 inch を購入。以下、駄文ながら思考記録まで。

数年前のMacbook AirのDebutから製品としてはずっと気にはなっていたものの、個人用ノートパソコンの必然性が無く、またWindowsとの違いから買うとしても今までの経緯からThinkpad を選択しようと思っていた。しかし、いろいろ考えれば考えるほどWindows PC の必然性が低くなっていた。

・アメリカでは、ビジネスでもMac率が高い(逆に日本では、個人で手を出さないと経験する機会が少ない)。
・昨年10月にiPhone 4S を購入してしまったので、Anti-Appleのポリシーは既に崩れている。
・Cloudの流れで、ほとんどの作業はWebで完結する。また、使用頻度の高いClient Application、Microsoft Office も Mac版は安い。その他フリーソフトも、Mac版がほとんど出ている。
・いざとなればWindowsも動かせられる。
・性能・コストのパフォーマンスがそもそも高い上、会社の福利厚生の一環で安く買える。
・”慣れ”を理由にWindowsばかりを選んでいては、脳に刺激を与えられない。

数ヶ月の検討を経て、購入。数日での使用では、まだまだキーボード・ショートカットのPCとの違いに戸惑いが多いが、洗練されたボディとOSに感心も多い。
冗長になるが、ノートパソコンの鬼門となるバッテリについても一言。1回あたりの使用時間もそうだが、寿命が非常に気になる。コンセントに繋いだまま使用していると、容量の100%近くで充電・放電を繰り返し、毎日使用していると1年程度で寿命になってしまう。充電開始・終了をパーセント単位でコントロールできるThinkPad の考えは非常に好きであったが、通常電圧CPUを採用することが多く(それはそれで製品の可用寿命が長いのだが)、1回の使用時間が他社製PCと比べて短いのが玉に瑕であった。Macbook Air は充電・放電タイミングの設定はおろか、内蔵バッテリなので交換すらユーザーが行えない。その思想は忌み嫌っていたが、13インチ版は公称で7時間使用可能、スリープは30日間維持できるうえ、充電・放電を自動でコントロールすることで5年程度の寿命という。ここまでくると潔いというか、考えを改めざるを得ない。
スティーブ・ジョブズ 驚異のプレゼン―人々を惹きつける18の法則
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starこれは授業改善の本だ!
starプレゼン能力は才能ではなく努力次第
starジョブスはジョブスになるために努力する

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スティーブ・ジョブズのプレゼンをAppleやApple製品、スティーブ・ジョブズのBiographyとともに科学的に、詳細に記されている。まず、この類の本では珍しい400Pのボリュームが読み応えある。
大まかな流れは最初にプレゼンのポイントを説明し、スティーブ・ジョブズのプレゼンで具体的に解説している。特に、ジョブズのプレゼンでは流れから話した内容、単語と事細かに分析されており、読み物としても、プレゼンの具体的なテクニック研究としても有益である。

また、スティーブ・ジョブズがさぞかし天性のプレゼンターなのかと思いきや、人一番の努力家であるというのも意外な事実であった。「習得には1万時間が必要(P.318)」はずしりと響く。マルコム・グラッドウェル、ダニエル・レビティンによる1万時間の法則、すなわち世界的な達人の域に達するにはどの分野においても、脳が学習する仕組みから1万時間必要とのこと(1日3時間、1週20時間で10年間かかる)。
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star「いい人」にはいい薬になるはず
starこれが交渉術?
starこのタイトルは疑問。

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これほどまでに自己中心的かと思うそのやり方は、凡人から見たらスティーブ・ジョブズのやり方は理解に苦しむ。その非凡なる執着心・妥協を決して許さないスタンスから、非凡な製品が生まれてくるのもまた事実。
本書ではスティーブ・ジョブズの生き様からAppleやピクサー、コンピュータの歴史まで様々なストーリーが織り込まれている。IBMがWindowsではなくネクストのOSを検討していた話のような歴史上のIFから、ディズニーとの関係、さらにコラムでは本田・松下(Panasonic)・ソニーなどの企業者やさいとうたかを(ゴルゴ13の著者)の考えなども織り込まれていて、話題・内容共に非常に満足度の高い1冊。

プレスリリース、スピーチ等からスティーブ・ジョブズの言葉をピックアップし、解説。 

 e.g. 今日が人生最後の日なら、これからやることは自分がやりたいことか?

    ゴミを売ることだけはできない。


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自身、比較的アンチApple(Mac)思考であったが、それでも昨今のipod/iphoneの躍進は興味を覚えざる得ない。アップルの原動力をかいま見られる1冊。好き嫌いや考え・生活等の違いから(私を含め)全ての言葉に共感できるわけではないが、逆に誰にでも人生に役立つ言葉が1つや2つは隠されている。